犬・猫のマイクロチップに関するアンケート結果を発表(SBIいきいき少額短期保険)

認知率は97.1%

SBIいきいき少額短期保険㈱は、「犬・猫のマイクロチップに関するアンケート調査」の結果を発表しました。同社によるこの調査は3回目で、今回は犬・猫の飼い主1,000名(犬のみ飼育500名、猫のみ飼育500名)から回答が得られたとのことです。

その発表によると、マイクロチップの認知率は97.1%で、ほとんどの飼い主に知られていることがわかりました。一方、「改正動物愛護管理法」(2022年6月施行)に伴うペット販売業者へのマイクロチップ装着義務化と飼い主への努力義務についての認知度は、それぞれ66.4%、56.9%にとどまりました。

装着義務化に賛成は75.5%で、最も多い理由は「迷子になったときの身元確認が容易になる」(83.2%)ことでした。一方、反対意見としては「装着後のペットの状態が心配」(56.7%)、「かわいそう」(50.2%)という意見が目立ちました。

すでに装着していると答えた飼い主は45.9%で、2022年の調査から15.3ポイント上昇しています。装着のきっかけで最も多いのは「飼ったとき(購入・譲渡時)に装着済み」が58.3%、「迷子になった時の身元確認が容易になる」が41.4%でした。一方、マイクロチップ未装着の飼い主の今後の意向として最も多いのは「装着する予定はない」の57.0%でした。また、マイクロチップで実現したらよいと思うもの第1位は「GPSがつけられる」で51.6%の回答でした。

■マイクロチップとは

直径1~2mm、長さ8~12mmほどの円筒形の電子標識器具。飼い主の情報と照合できる世界で唯一の15桁の番号が記録されており、全国の動物保護センターや保健所、動物病院にて、専用の読み取り機でデータを確認できる。動物病院等で専用の注射器を使って皮下に埋め込み、装着される。生体適合ガラスやポリマーで全体が覆われているため、副作用はほとんどなく、一度装着をすれば半永久的に使用可能。装着後はデータベース(環境省「犬と猫のマイクロチップ情報登録」)への登録が必要となる。

※同社ニュースリリースをもとに編集部まとめ。