書籍『ちゃんと知りたいペットのお薬のこと』(監修:金田剛治、著:金田寿子、山口登志宏)発刊

緑書房はこのたび、『ちゃんと知りたいペットのお薬のこと』(監修:金田剛治、著:金田寿子、山口登志宏)を発刊しました。

だれにも聞けなかった薬の疑問を専門家がやさしく解説

この本は、「投薬のタイミングが決まっているのはなぜ?」「毎年のワクチンって本当に必要?」「ペットにも人用の医薬品が使われているの?」といった、ペットの飼い主なら誰もが一度は感じたことのある薬の疑問について、獣医学と薬理学の専門家がQ&A形式でやさしく、正しく解説した1冊です。

「お薬のこと」と聞くと、なんだか複雑で難しそうな印象を受けるかもしれませんが、この本では、動物病院で処方される予防薬や治療薬の基礎知識や重要なポイントを簡潔明瞭にまとめています。また、ペットの飼い主が実際に行わなければならない投薬についても、その手順を豊富なイラストや動画を用いながら詳しく解説していますので、手引書として実践的に活用できます。

写真:投薬方法をイラストと動画で丁寧に解説(第1章)

写真:フィラリア症予防のための基礎知識として、フィラリア(寄生虫)の生態を解説(第2章)

写真:薬剤が作用するしくみをやさしく解説(第3章)

【主要目次】
第1章 投薬のこと
・いろんな投薬方法があるのはなぜ?
・投薬のタイミングが決まっているのはなぜ?
・自宅ではどうやって投薬すればいい?
など、投薬方法の動画11本を含む

第2章 予防薬のこと
・ワクチン接種でどうやって感染症を防ぐの?
・なぜワクチンは毎年接種するの?
・フィラリア症の予防ってどういうしくみ?
・ノミダニ駆除薬はどれを選べばいいの?
・室内飼育なら予防はいらない?
など

第3章 治療薬のこと
・副作用? 副効果? ってどういう意味?
・前に処方された薬を使っても大丈夫?
・なぜ定期的に投薬するの?
・動物病院では人用の薬を処方しているって本当?
・ジェネリック医薬品と先発医薬品って何が違うの?
など

【監修者・著者】
金田剛治(かねだ・たかはる)
獣医師、博士(獣医学)。日本獣医生命科学大学獣医学部獣医学科獣医薬理学研究室教授。日本獣医畜産大学(現日本獣医生命科学大学)獣医畜産学部獣医学科卒業後、同大学院獣医学専攻博士課程修了。動物病院で診療に従事した後、母校に戻り、獣医薬理学研究室にて研究・教育に従事。『獣医薬理学』(分担執筆、近代出版)や『犬と猫の心疾患の薬物療法』(分担執筆、エデュワードプレス)、『犬と猫の臨床薬理ハンドブック』(監修、緑書房)や『エキゾチックアニマルの治療薬ガイド』(監訳、緑書房)など専門書の著書、監修書多数。本書では、監修および第3章の執筆を担当。

金田寿子(かねだ・ひさこ)
博士(医学)。順天堂大学大学院医学研究科解剖学・生体構造科学講座助教(非常勤)。埼玉医科大学大学院医学研究科博士課程修了。はり師、きゅう師、あん摩マッサージ指圧師の資格を有し、人体の構造と機能から動物の生体構造と機能まで幅広い知識をもつ。埼玉医科大学に所属していた際にはマイクロCTを使用した骨の3D構造解析を専門とし、日本獣医生命科学大学では薬理学を専門として研究・教育に従事していた。現在は順天堂大学にて腎臓の糸球体構造解析の研究を行う。本書では、第1章の執筆を担当。

山口登志宏(やまぐち・としひろ)
獣医師。ペテモ動物病院亀戸。日本獣医生命科学大学獣医学部獣医学科卒業後、動物病院で診療に従事。犬・猫や各種小動物を対象とした一般診療や夜間救急診療に従事する傍ら、現在は東京女子医科大学先端生命医科学研究所先端工学外科学分野博士課程にて膵臓がんに対する集束超音波治療および免疫療法の研究を行う。本書では、第2章の執筆を担当。

※監修者・著者の略歴は出版時の情報です。

【本書概要】
・書名:ちゃんと知りたいペットのお薬のこと
・監修者:金田剛治
・著者:金田寿子、山口登志宏
・発行:緑書房
・体裁:四六判160頁
・定価:本体2,200円(税別)
・発売日:2024年6月28日
・ISBN 978-4-89531-959-1

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