緑書房は『あなたのペットが迷子になっても』(著:遠藤匡王)を発売中です。
ペット探偵が出会った人と動物の愛の物語
本書は、「ペット探偵」が出会ったペットと人の深い絆のエピソードを紹介した一冊です。
近年、犬や猫は「伴侶動物」と呼ばれ、そのほとんどが人とともに家庭内で暮らしています。しかし、動物の本能からか、ふらっとどこかへ行ってしまう犬や猫は意外とたくさんいます。特に野生の気分が色濃い猫にとって、外の世界はとても魅力的なようで、ちょっとした隙に玄関や窓から脱走してしまいます。
犬も散歩の途中に首輪が抜けてしまい、遠くに走り去ってしまって、帰り道が分からなくなったのか、それとも外の楽しさに目覚めたのか、帰ってこなくなったりします。あるいは、少し目を離した隙に盗難にあうことすらあります。
愛するペットが行方不明! そんな一大事が実は毎日各地で起こっています。ペットが迷子になったとき、飼い主はパニックになりながらも、ペットが立ち寄りそうな場所を必死で探し回ります。しかし、経験のない人にとってペット捜索はとても難しいのが実際です。犬の行動範囲は広く、そして猫は立体的に動いたり、とても狭い場所に入り込んだりして、行方をくらまします。あるいは考えもつかない場所に行ってしまうこともあります。
飼い主は「迷子」がペットの命にかかわる問題であることを理解しているため、行方不明の期間が長くなるほど不安が高まります。そんなときに頼りになるのが、迷子になったペットを捜索するスペシャリスト「ペット探偵」です。
本書は、ペット探偵である著者が、探偵生活で出会った中から厳選した17のエピソードを紹介。ペットが迷子になった状況から保護に至るまでの経過や方法、そして個性豊かな登場人物と動物たちが織りなす再会のドラマが軽妙に語られています。いずれも無事に保護に至ったハッピーエンドの物語であり、ときにはコメディ劇の様相となりますが、読み進めるにつれ、人とペットの絆、ペットを飼育することの責任、動物の生き抜く力、そして命の大切さについてあらためて考えさせられます。
巻末には、ペット探偵からのアドバイスとして、「迷子を未然に防ぐための知識」「いざというときに飼い主ができる初期対応」「便利グッズ」といったプロのノウハウも惜しみなく紹介されています。
【著者】
遠藤匡王(えんどう・まさたか)
1976年東京生まれ。22歳のときにペット探偵に弟子入りし、経験を積む。その後、いったんは一般企業に就職するも、ボランティアとして迷子ペットの捜索活動を継続。2011年にジャパンロストペットレスキュー(一般社団法人アニマリア)を設立。現在では代表理事として10数名のスタッフを率い、全国から年間約1,000件の捜索依頼を受け、発見率は80%以上。その活動は、日本テレビ「天才!志村どうぶつ園」、テレビ朝日「スーパーJチャンネル」、TBSテレビ「ビビット」、新聞・雑誌など多数のメディアで取り上げられている。「かけがえのない家族との再会を叶えるため、誠心誠意捜索活動にあたる」ことをモットーに、飼い主の心情に寄り添いながら、動物の愛護を重視し、人と動物が安心して暮らせる共生社会への貢献を目指している。
※著者の略歴は出版時の情報です。
【本書概要】
・書名:あなたのペットが迷子になっても
・著者:遠藤匡王
・発行:緑書房
・体裁:B6判 200頁
・価格:1,980円(本体1,800円)
・ISBN978-4-89531-425-1
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