緑書房は『海棲哺乳類大全 彼らの体と生き方に迫る』(総監修:田島木綿子、山田格)を発売中です。
海棲哺乳類を徹底解説!
この本は、私たちと同じ哺乳類でありながら、水中生活に適応するため独自の進化を遂げてきた、海棲哺乳類(鯨類、海牛類、鰭脚類、ラッコ、ホッキョクグマ)の最新情報を網羅した圧巻の一冊です。
総勢36名の日本の海棲哺乳類研究者や水族館飼育員たちが、それぞれの体の構造や機能・生理、生態と関連する研究に加え、水族館での飼育の工夫や飼育下でみられる生態行動、保全活動などについて紹介しています。
【本書のポイント】
・日本の海棲哺乳類研究者や水族館飼育員など総勢36名のエキスパートが執筆・監修。海棲哺乳類について、現在の日本で得られる最高水準の情報を提供。
・陸棲哺乳類と比較しながら、哺乳類としての共通点、海棲哺乳類独自の特徴について解説。
・海棲哺乳類の体の構造や機能・生理について詳しく解説。それぞれの体の構造が関係して生まれた人との関わりの歴史まで紹介。
・水族館での飼育の工夫や飼育下でみられる生態行動について掲載。
・絶滅が危ぶまれる海棲哺乳類の保全活動について紹介。
・海棲哺乳類に興味を持つ一般の方から、海洋学を専攻する学生、研究者、水族館関係者まで、幅広く読める内容。
【主要目次】
・Introduction 海棲哺乳類とは
・Chapter1 海棲哺乳類の解剖
・Chapter2 鯨類の生態と研究
・Chapter3 海牛類の生態と研究
・Chapter4 鰭脚類の生態と研究
・Chapter5 ラッコの生態と研究
・Chapter6 ホッキョクグマの生態と研究
・海棲哺乳類 種名表
【総監修】
田島木綿子(たじま・ゆうこ)
国立科学博物館 動物研究部 脊椎動物研究グループ 研究主幹、筑波大学大学院 生命環境科学研究科 准教授。博士(獣医学)。
1971年、埼玉県生まれ。1997年 日本獣医生命科学大学(旧・日本獣医畜産大学)獣医学科を卒業後、2004年 東京大学大学院 農学生命科学研究科にて博士(獣医学)取得、同研究科の特定研究員を経て、2005年からアメリカにあるMarine Mammals Commission の招聘研究員として、Texas大学医学部(Galveston, TX)とThe Marine Mammal Center(Sausalito, CA)に在籍。2006年 国立科学博物館 動物研究部 支援研究員を経て、現職に至る。
山田 格(やまだ・ただす)
国立科学博物館 名誉研究員。医学博士。
1950年、岡山県岡山市生まれ。東京大学理学部、東京大学理学系大学院を経て東北大学医学部、新潟大学医学部で人体解剖学の研究・教育に従事。1993年 国立科学博物館動物研究部研究官として海棲哺乳類を担当。2015年 国立科学博物館を定年退職し、現在に至る。
※略歴は出版時の情報です。
【本書概要】
・書名:海棲哺乳類大全 彼らの体と生き方に迫る
・総監修:田島木綿子、山田格
・発行:緑書房
・体裁:A4判352頁オールカラー
・価格:9,680円(本体8,800円)
・ISBN978-4-89531-588-3
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