書籍『獣医病理学者が語る動物のからだと病気』

緑書房は『獣医病理学者が語る動物のからだと病気』(著:中村進一)を発売中です。

病理学専門の獣医師による動物講座

動物の臓器や遺体を観察して病気を診断する、少し変わった動物のお医者さん「獣医病理医」。この本は、知れば知るほどおもしろい動物のからだのひみつ、病気のふしぎについて、動物の病気と死のエキスパートである獣医病理医ならではの視点で解説した一冊です。

【本書のポイント】
・さまざまな動物の特徴的な臓器や病気について、独自の視点で解説。
 動物に多いがんって?
 猫は中毒になりやすい?
 カナリアは毒ガスを検知できる?
 ヘビの臓器はどうなっている?
 ワニの心臓は水陸両用?
 動物もぜいたくをすると痛風になる?
・実は身近に潜んでいる動物と人の感染症について紹介。ペットや家族、自分自身を感染症から守るための知識が満載。
・動物の死から声なき声を聞き、残された動物や人のために役立てる。獣医病理医の知られざる仕事内容を紹介。
・犬や猫といったペットを治療するだけではない、獣医師の社会的役割についても紹介。

写真:猫の中毒を解説したページ

写真:コラムも充実。このページでは獣医師の社会的役割を紹介

【主要目次】
第1章 「獣医病理医」のお仕事
第2章 動物の病気とからだのしくみ
第3章 動物の感染症に注意
第4章 動物にも死因不明社会が到来?

【著者】
中村進一(なかむら・しんいち)
岡山理科大学獣医学部獣医学科病理学講座講師。1982年大阪府生まれ。麻布大学獣医学部卒業、同大学院博士課程修了。博士(獣医学)。専門は獣医病理学および毒性病理学。京都市役所、株式会社 栄養・ 病理学研究所を経て、2022年4月より現職。2022年現在まで約16年間、動物の病理診断や病理学的研究に従事する。現職では様々な動物やヒトの病気に関する病理学的検索・解析を主な研究テーマとしている。病理解剖はヒト以外のすべての動物が対象。動物の病気や死体の専門家として、ブログ『獣医病理学者Shinのブログ』やTwitterにて、動物や科学にまつわる情報を発信している。
※略歴は出版時の情報です。

【本書概要】
・書名:獣医病理学者が語る動物のからだと病気
・著者:中村進一
・発行:緑書房
・体裁:四六判228頁
・価格:2,200円(本体2,000円)
・ISBN978-4-89531-870-9

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