猫の頭数が915万頭を超え、犬は679万頭に:2024年全国犬猫飼育実態調査(ペットフード協会)

子どもたちの動物への関心度を問題視

ペットフード協会は2024年12月20日、エッサム神田ホール(東京都千代田区)で「2024年全国犬猫飼育実態調査」のプレス発表会を開催しました。
同協会は、この調査結果を1年に1回公表しており、日本で飼育されている犬・猫の飼育頭数や飼育者についての実態などを知ることができる大規模調査として注目されています。

屋内飼育の増加や、うさぎやニワトリなどの学校動物の減少で、子どもたちの動物とふれあうことへの関心が減ってきていることを踏まえ、ペットを飼えない格差を是正していきたいとのこと。

プレス発表会にて(ペットフード協会 児玉博充会長)

今回の調査結果によると、最新の飼育頭数は犬が679.6万頭、猫は915.5万頭となっています。2013年の同調査では犬が871.4万頭、猫が840.9万頭であったため、2013年と比較すると、犬が約78パーセント、猫は約109パーセントと、猫は微増を続けているものの、犬の減少が顕著になっています。

一方で、犬の飼育世帯当たりの平均飼育頭数は1.32頭となり、2013年の1.24頭と比較すると約106パーセント増えており、多頭飼育の増加がうかがえます。

なお、詳細な調査結果は下記ウェブサイトで公開されています。
https://petfood.or.jp/data-chart/

【ペットフード協会】
・HP:https://petfood.or.jp/

※ペットフード協会プレス発表会をもとに編集部まとめ。