『最高カワイイ! 甘えん坊3猫日記』作者:秀さんと猫のドタバタ幸せ暮らし

甘えん坊なレオくん、マイペースなシロウくん、自由奔放なスイちゃんの3匹の猫との日常を描く秀さん。3匹の掛け合いやそれぞれの愛らしさは、SNSを中心に人気を博しています。
そんな秀さんに、漫画やイラストを描く時のこだわりや、猫との暮らしについてお聞きしました。

性格はバラバラでも全員超カワイイ!

秀さんのプロフィールを教えてください!

秀さん

漫画家として活動し、Xに猫との日常を描いたエッセイ漫画を投稿しています。3匹の猫と暮らしており、猫との生活を描いた2冊目のコミックエッセイ『最高カワイイ! 甘えん坊3猫日記』を2024年12月11日に発売しました。

秀さんのアイコン
『最高カワイイ! 甘えん坊3猫日記』表紙(『最高カワイイ! 甘えん坊3猫日記』©秀/KADOKAWAより)
秀さん

うちにいる猫は、レオくん、シロウくん、スイちゃんといい、3匹とも保護猫です。
レオくんとシロウくんはそれぞれ8歳と6歳のオス、スイちゃんは1歳のメスです。

レオくん
シロウくん
スイちゃん

3匹との日常をイラストやエッセイ漫画として描くようになったきっかけは何ですか?

秀さん

もともと、文字で表現するよりも漫画で表現する方が得意で、身近に起こった面白い出来事を4コマ漫画にしていました。

猫を飼い始める以前は、家族や職場の同僚との間に起こった出来事を描いていましたが、猫と暮らしてからは自然と猫の話を描くようになりました。

描くうえで何か気を付けていることはありますか?

秀さん

デフォルメしつつ、猫の愛らしさを感じられるように心がけています。
実は動物を描くのが苦手でしたが、シュールさと愛らしさを意識しながら描き続けて、今の絵になりました。

左上:レオくん 右:シロウくん 左下:スイちゃん(秀さんのXより)

苦手をカバーしながら継続することで、現在の絵を描けるようになったのですね!

出会いは運命!?

3匹との出会いを教えてください!

秀さん

レオくんは、猫と暮らしたいと思っていた時に、勤務先近くの警察署に子猫が数匹保護されているという情報をSNSで発見して、引き取りました。
シロウくんは、もう1匹いてくれたら良いなと思っていた時に里親募集サイトで出会いました。
スイちゃんは、家の近所でカラスに襲われていたところを保護しました。

スイちゃんを保護したときの話(『最高カワイイ! 甘えん坊3猫日記』©秀/KADOKAWAより

危ない場面に遭遇しましたね。
なぜ保護猫をお迎えしようと思ったのですか?

秀さん

中学生くらいの時に出会った野良ネコの親子の印象が強く、「猫=お外で暮らす猫」という意識があったので、ペットショップからお迎えすることは考えていませんでした。

今となっては、新しくお迎えする方には保護猫にしてほしいという気持ちがありますが、特に意識して保護猫にしようと思っていたわけではありません。

実際に猫と生活をして、大変だったことはありますか?

秀さん

暮らしていくうちに、体調が悪いことを隠そうとすることに困りました。
動物病院の先生にも、少しでも違和感があればすぐ連れて来てくださいと言われていたので、小さな変化も見逃さないように注意しました。

猫にはそういう性質があるので、注意深く観察することが大切ですね。

秀さん

予想外だったこととしては、とっても甘えん坊だったことです。

猫は家に付くと聞いていたので、一緒に暮らせるだけでも素敵だなと思っていましたが、私の気を引こうとしたり、パソコンの前に座り込んだりと1日中「構っての嵐」です。
こんなにも仕事の妨害をされるとは思わず、愛しいながらも困ってしまいます(笑)

「フワフワ甘えん坊の策略1」(『レオとシロウのドタバタ猫日記』©秀/KADOKAWAより)

秀さんのことが大好きなんですね!
シロウくんとスイちゃんが来てから変化したことはありましたか?

秀さん

シロウくんが来たときに、レオくんが体調を崩してしまいました。1ヶ月くらい声が出なくなってしまったこともあり、無理をさせてしまったなと反省しています。

シロウくんが来たときの話(レオとシロウのドタバタ猫日記©秀/KADOKAWAより)
秀さん

スイちゃんは、カラスに襲われていたところを保護したのでとても弱った状態でした。そのせいか分かりませんが、レオくんもシロウくんも心配そうに様子を見ていました。

スイちゃんが元気になった今は、遊んで欲しいのか、2匹を追いかけ回しています(笑)

「幼獣 解放…」(『最高カワイイ! 甘えん坊3猫日記』©秀/KADOKAWAより)

スマホで猫との生活を実感

猫と暮らしていてよかったことや嬉しかったことを教えてください!

秀さん

まず、猫がいることが本当に幸せです!
その幸せをより実感する事として、スマートフォンの写真フォルダが猫との思い出でいっぱいになっています。限られた友人としか遊ばないし、もともとあまり写真を撮らないので、もし猫がいなかったら写真フォルダがこんなにも賑やかになっていなかったと思います。

左:レオくん 右上:シロウくん 右下:スイちゃん
左:シロウくん 右:レオくん

我が子で写真フォルダがいっぱいになってしまうのはとても幸せですね!
そんな思い出をたくさん作ってくれる猫の魅力はなんでしょうか?

秀さん

性格によって魅力はそれぞれ違うと思いますが、無条件で愛情をくれて、一緒に寝て、遊んで、自分の欲望に素直なもふもふとした愛おしい存在は、心を豊かにしてくれていると感じます。
わがままな素振りをして飼い主をよく困らせるので、好きな何かに振り回されたい人には合っていると思います!

お迎えするときは是非「保護猫」を検討してみてください!

左:レオくん 右上:シロウくん

ありがとうございます。最後に、この記事の読者にメッセージをお願いします。

秀さん

いつも漫画を読んでくださってありがとうございます! こうやって活動を続けていけるのは、いつも応援してくださる皆さんがいるからです。
今後は、ストーリー漫画も描きたいですし、最近はYouTubeの動画制作も楽しいので続けていきたいと考えています。
コミックエッセイは親子で読んでくださっている方が多いので、その子どもたちや可愛い姪っ子のために、我が家の猫達をモチーフにした絵本も作ってみたいです。

猫たちの健康と生活を第一に考えながら、これからも皆さんに楽しんでいただけるコンテンツをお届けしたいと思いますので、引き続き応援宜しくお願いします。

ありがとうございました! これからの作品も楽しみにしています!


漫画家。Xに投稿中の猫のエッセイ漫画で人気を博す。著書に『最高カワイイ! 甘えん坊3猫日記』『レオとシロウのドタバタ猫日記』『死んだ息子の遺品に息子の嫁が入っていた話』(いずれもKADOKAWA)など。
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