『ましまろう』作者：灯さかすさんに聞いた、猫が大好きな猫アレルギーによる猫との生活

イラストレーターとして活動し、主に猫をモチーフにしたキャラクター「ましまろう」と、ひよこをモチーフにした「ひよこ殿」や彼らのお友達のイラストを描いています。その他にも、オリジナル絵本や一緒に暮らしている猫との日常を描いたコミックエッセイなどをSNSに投稿しています。

うちにいる猫は、3歳のりりちゃんと2歳のぽぽちゃんといいます。
どちらも女の子で、血のつながったサイベリアンの姉妹です。

小さい時から絵を描くことが好きで、動物をモチーフにした絵をよく描いていました。

ましまろうは、2011年のお正月に、餅のような、猫のようないきものがお雑煮の中に入り、中身を全部食べるコマ送り漫画を投稿したところとても反響があり、それがきっかけで誕生しました。

当時はヒゲもおへそもしっぽもありましたが、今は全てなくなり、より一層もちもちつるんとしています。

ほっぺたのもちもち感と、横一列の顔のバランスはこだわっています。
特にほっぺたは、以前グッズでぬいぐるみを作った際に、何度も話し合ったことがあるくらいこだわりがあります。

それから、ましまろうの色は白ではなく、鏡餅色なんです……！

どちらもサイベリアン専門のキャッテリー（定められた条件をクリアしたブリーダー）に伺ったときに出会いました。

りりちゃんは、初めて会ったときに私の膝の上で寝てくれたこともあり、しばらく考えてお迎えすることにしました。
ぽぽちゃんは、りりちゃんと相性が良くて一緒に暮らせる子を探していた時に、同じキャッテリーで出会いました。

前提として、私は猫アレルギーをもっているので、お迎えできる種類は限られています。それでも猫と暮らしたいと思っていて、アレルギーが出にくいといわれているサイベリアンを専門で飼育するキャッテリーで何度も面会をさせていただき、アレルギー症状が出ないか確認し、責任をもってお迎えできると判断した上で決意しました。

実は、キャッテリーに伺う前に、友人から猫を譲ってもらう話がありました。その話がなくなり、猫を迎える準備をすでにしていた私は、猫と暮らしたい気持ちが以前より増していたので決意できたのかもしれません。

りりちゃんもぽぽちゃんも、子猫の時は人間の食べ物に興味津々で、私がワンプレートやどんぶりを持ち、立って食事をしていた時期がありました。成長するにつれてほとんど興味を示さなくなったので、今では座って落ち着いて食べられるようになりました。

それから、匂いにはとても気を遣うようになりました。ハンドクリームや石鹸、洗濯洗剤などの匂いは猫にとって有毒な場合があるので、すべて見直しました。かなり厳しいかもしれませんが、家に遊びに来てくれる友人にも、香水はつけないようお願いしています……！！（圧）

はじめのうちは、一緒に寝ない方がいいと考えていたので、りりちゃんだけの時は寝室に入れないようにしていました。
ぽぽちゃんをお迎えした時も、はじめは同様でしたが、アレルギー症状が全く出ないので寝室を解禁しました！　今では毎日みんな一緒におふとんで寝ています。

あとは、毎日の掃除とブラッシングは意識して行っています。

大好きな猫が一緒にいてくれることは、それだけでとても幸せですし、癒される毎日です！

それから、猫のお世話をするために規則正しい生活になりましたし、ずっと守ってあげられるように自分の健康にも気を遣うようになりました。

やわらかくて暖かく、可愛いところはもちろんですが、想像していたより人懐っこく、自分から甘えて寄って来てくれるところは魅力の１つだと思います。
仕事中や集中したいときは困りますが、とても可愛らしいですし、疲れたときは癒してくれたりもして……！

それから、毎日笑顔にしてくれることと、猫吸いが最高です！（笑）
「いつものやつか……」という感じで受け入れてくれて、甘えん坊のぽぽちゃんはゴロゴロ喉を鳴らし始めてくれたり、最高の癒しをくれます！

いつも、ましまろうたちだけではなく、りりちゃんぽぽちゃんも一緒に見守ってくださりありがとうございます！
お迎えしたての時は、本当に毎日毎秒かわいいの嵐で創作活動に支障をきたしていましたが、さすがに二人（猫）も大人になって落ち着いてきて、私もやっと落ち着いてきたところです。
当時の思い出など、全て余すことなくエッセイとしてご紹介したいので、大人になった二人の可愛さに負けないよう、もっと（気を）しっかり頑張ります！

また、2026年にましまろうが15周年を迎えるので、今までの軌跡を辿るキャラクターブックや記念切手など、普段作らないグッズを作ってみたいと思っています。
これからもXやInstagram、YouTubeなど幅広く活動を続けていきますので、見守っていただけますと幸いです！