希少なガーンジィ牛とおもてなしの精神を大切にする観光牧場南ヶ丘牧場

投稿日 2025年6月12日
カテゴリーその他
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南ヶ丘牧場

ルーツは初代牧場長の広い心

観光牧場の先駆け的な存在である南ヶ丘牧場は、栃木県の那須町にあります。初代牧場長が1948年から那須の開拓に入った後、１頭のホルスタイン牛の飼育から同牧場は始まりました。
近くには古くからの湯治場があったため、牧場の牛乳を売り歩いていました。また、牧場に湯治客が訪れるたびに家に上げてお茶を出したり、アイスクリームやパンでおもてなしをしたりしていたところから観光化しました。

「我が家を訪れる方々に喜んでいただきたい」という気持ちを原点に、現在も牧場は入場無料のままで、レストランや乗馬、釣り堀やアーチェリー場など様々な施設が増えていきました。

日本で飼育されている乳牛のうち、わずか0.5％未満の希少な牛

当牧場では、日本で200頭ほどしか飼育されていないという乳牛、ガーンジィ牛を飼育しています。

一般的なホルスタイン牛より少し小柄で、赤褐色に白模様のガーンジィ牛からは、濃厚でいてさっぱりとした味わいの牛乳がとれます。初代牧場長がこの牛乳に惚れ込み、創業後間もなくから、乳牛はガーンジィ牛のみを飼育しています。
ガーンジィ牛からとれた牛乳は「ゴールデンミルク」とも呼ばれ、当牧場では「ガーンジィゴールデンミルク」として販売しています。これは、2013年と2017年の全国ご当地牛乳グランプリで最高金賞を受賞し、那須の観光名品として那須ブランドの認定を受けています。

当牧場では、生産した牛乳を牧場内で加工・販売まで行なう六次産業を古くから実践しています。アイスクリームやヨーグルト、パン、菓子などの様々な商品を製造しています。「ガーンジィゴールデンミルク」を使用した濃厚な「プレミアムソフトクリーム」は、牧場の一番人気です。また、レストランで提供しているガーンジィ牛のお肉を使用したハンバーグも、来場客に喜ばれる人気商品です。