ニホンヤモリはこんないきもの
ニホンヤモリは、民家や街角の明かりに集まる虫を食べる夜行性の爬虫類です。本州・四国・九州地方で春~秋にかけて見つけることができます。
漢字で「家守」と表記され、日本では家を守る縁起の良いいきものとして昔から親しまれています。
指には、肉眼では見えない細かい毛が無数についていて、壁やガラスにくっつくことができます。

飼育に必要なもの
飼育に必要な代表的なものを紹介します。

ケージ
市販されているプラケースで飼育可能です。しかし、フタの開け閉めで音がなるケースは、ヤモリがびっくりして餌を食べづらくなってしまいます。扉式など開閉が静かで簡単なものだと便利です。
また、脱走名人なので体が通れる程度の小さな穴も塞ぎましょう。
床材・シェルター
床材はキッチンペーパーでの管理が最も簡単です。濡らしておくと湿度も保てます。
身を潜められるように、影ができるシェルターを用意してあげましょう。水入れ付きの物がよく使用されます。
日々のお世話
温度
日本に生息するヤモリなので温度幅はある程度あっても平気ですが、25度前後が最も活発に活動します。飼育下で冬眠させることは難しいので、パネルヒーターを使用して越冬させる方が無難です。パネルヒーターを使用する場合は全面に敷くのではなく、涼しいところも作ってヤモリが自分で調節できるようにしましょう。
餌やり
毎日1回、市販されている適量の餌をピンセットでつまんで与えましょう。目の前で動かしてあげると高確率で食いつきます。それでも食べてくれない場合は活コオロギをピンセットで与え、慣れさせましょう。
ガラスやアクリル面に霧吹きをすると水垢になってしまうので、シェルターにかけるとその心配がなく、ペロペロと舐めて水分補給します。
おわりに
ニホンヤモリは、家の周辺でも見つけることができるとても身近ないきものです。初心者でも比較的簡単に飼育ができるので、必要なものを揃えてじっくり観察してみましょう。きっと不思議な発見があるはずです。

※もっと詳しく知りたい方はこちらから!
https://www.kyorin-net.co.jp/extra/ex_about_09.html
【協力】
株式会社 キョーリン
魚類を中心に、両生類・爬虫類、小型動物、鳥類など多くの動物種が食べるフードを製造しているペットフードメーカー。
ホームページ:https://www.kyorin-net.co.jp/
Instagram:https://www.instagram.com/kyorin_hikari/
「いきもののわ」では、ペットや動物園・水族館、野生動物、動物関連イベントなど、いきものにまつわる様々な情報をお届け中!
メールマガジンでは、特集記事の紹介や次月特集の一部をチョイ見せ!
登録はこちらのフォームから。ぜひご登録ください!