野外で捕まえた「ニホンアマガエル」を飼育してみよう!

ニホンアマガエルはこんないきもの

ニホンアマガエルは、樹上での生活に適応していて、水辺の植物の上や森林などで暮らす両生類です。幼生のおたまじゃくしから成体へと変態します。

春から秋まで活動し、冬は温度差の少ない地中で冬眠をします。

画像1.おたまじゃくしから変態中のニホンアマガエル

飼育に必要なもの

飼育に必要な代表的なものを紹介します。

画像2.飼育イメージの一例

ケージ

市販されているプラケースで飼育可能ですが、高さ(30センチメートル程度)があると理想です。
飛び出しが多いので必ずフタをしましょう。

床材・水入れ

市販の両生類用ソイルも使えますが、園芸用の赤玉土や水ゴケなどでもいいでしょう。

水入れを入れると、お風呂に入るように浸かっている可愛い姿が観察できます。全身が入る程度の大きさがあれば十分ですが、口ではなくおなかから水を補給するため、毎日交換して綺麗な水を保ちましょう。

画像3.ニホンアマガエル

日々のお世話

温度・湿度

温度は、21~28度に保ちましょう。飼育下で冬眠させることは難しいので、パネルヒーターを使用して越冬させる方が良いです。

また、乾燥に弱いのでしっかりと湿らして、1日に1回は霧吹きで湿度を50パーセント以上に保ちましょう。体表から水分を吸収するため、底材は定期的に洗うなどして清潔に保ちましょう。

飼やり

2~3日に1回、市販されている適量の餌をピンセットでつまんで与えましょう。目の前でふりふりすると高確率で食いつきます。

おわりに

ニホンアマガエルは、水辺や周辺の樹上で見られる身近ないきものです。ニホンアマガエル以外にも、さまざまな種類のカエルが身近にいるので、探してみるのもおもしろいと思います。

画像4.左上から、トノサマガエル、ツチガエル、ヌマガエル、カジカガエル、ニホンヒキガエル

※もっと詳しく知りたい方はこちらから!
https://www.kyorin-net.co.jp/turtle/tu_about_03.html

【協力】
株式会社 キョーリン
魚類を中心に、両生類・爬虫類、小型動物、鳥類など多くの動物種が食べるフードを製造しているペットフードメーカー。
ホームページ:https://www.kyorin-net.co.jp/
Instagram:https://www.instagram.com/kyorin_hikari/

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