ニホントカゲはこんないきもの
ニホントカゲは、北海道~九州のほぼ全域に分布している爬虫類です。平地から標高の高い山地まで生息し、石垣や草むら、土手、藪などでよく見られます。
幼体は黒っぽい体色に5本の派手な縦縞模様が入り、メスはこの体色のまま成体になりますが、オスは褐色で落ち着いた体色になります。


ニホンカナヘビはこんないきもの
ニホンカナヘビは、全国に広く分布する日本固有種で、平地の草むらや藪、山地、人家の庭先など、開けた場所に生息しています。茂みや植木鉢の下、コンクリートの隙間などを探すと見つかりやすいです。

ニホントカゲ・ニホンカナヘビの違いは?
両種にはこんな違いがあります。

飼育に必要なもの
飼育に必要な代表的なものを紹介します。

ケージ
市販されているプラケースで飼育可能ですが、フタの開け閉めで音がなるケースはトカゲがびっくりして餌を食べづらくなってしまいます。扉式など開閉が静かで簡単なものだと便利です。
照明
紫外線を浴びることで合成されるビタミンDが、骨の維持・成長に必要なカルシウムの吸収を助けるため、紫外線(UV)ライトが必要です。
また、日光浴代わりとなるバスキングライトもあるほうが望ましいです。ライトを浴びて体温を高めることで、食欲向上・脱皮不全予防などの効果があります。
水入れ
溺れない程度に浅い水入れを用意してください。
水分を補給するため、毎日交換してきれいな水を保ちましょう。
シェルター・人工水草
カナヘビやトカゲの仲間は臆病なため、隠れ家となるシェルターを用意してあげるといいでしょう。
人工水草は、体を擦り付けたりして脱皮の手助けに使うことがあります。
床材・湿度
床材は、ハスクチップやバークチップが最適です。市販の爬虫類ソイルも使用可能ですが、粒が細かいものは餌と一緒に誤飲する恐れがあります。
日々のお世話
飼やり
3~4日に1回、市販されている適量の餌をピンセットでつまんで与えましょう。目の前でふりふりすると高確率で食いつきます。
どうしても食べない場合は、ミルワームや活コオロギを与えてピンセットからの給餌に慣れさせましょう。

おわりに
ニホントカゲもニホンカナヘビも、日本全域のさまざまな場所で見つけることができます。生活域や外見が似ているため間違われいぇすい両種ですが、特徴を覚えて探してみてはいかがでしょうか?
※もっと詳しく知りたい方はこちらから!
https://www.kyorin-net.co.jp/turtle/tu_about_02.html
【協力】
株式会社 キョーリン
魚類を中心に、両生類・爬虫類、小型動物、鳥類など多くの動物種が食べるフードを製造しているペットフードメーカー。
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