ペット用サプリメントのトリセツ【第8回】皮膚病と闘う備え~皮膚バリアの強化と免疫調整~

犬や猫が動物病院に来院する原因となる病気で最も多いものが皮膚病です。

皮膚・被毛は、全体重の12~14%を占める最大の臓器にも関わらず、全身の栄養が欠乏したときには皮膚以外の臓器が優先されるため、早期に影響を受けてしまいます。ヒトでは、タンパク質を喪失してからおおよそ2週間という短期間で、毛根が弱くなったり毛色が悪くなったりするといわれています。

犬や猫では米国飼料検査官協会(AAFCO:American Feed Control Officials)という世界で認められている栄養基準を満たした「総合栄養食」というフードを食べていれば、欠乏症になることはほとんどありません。怖い話ではありますが、「よくよく確認してみたら総合栄養食ではなく一般食と書いてあった」という場合や、手作り食(総合栄養食の基準を満たしていないものもある)を主食としている場合は、何かしらの栄養の欠乏や過多が見られる可能性があります。普段与えているフードについて、今一度確認してみると良いでしょう。

皮膚・被毛に必要な栄養

皮膚・被毛に必要な栄養素について紹介していきます。

皮膚・被毛の主な栄養素は、要求量の多い順に、水>炭水化物>タンパク質>脂質>ミネラル>ビタミンとなります。中でも重要なのは、良質なタンパク質と脂質です。

また、毛艶に関わる栄養素は、タンパク質、必須脂肪酸、亜鉛、脂質、ビタミンA、銅、セレン、ヨウ素、ポリドキシン、葉酸、ビタミンB1、ナイアシン、ビタミンB6、パントテン酸などです。

それぞれの栄養素を、おもに毛艶への影響を取り上げつつ、詳細に解説してまいります。

必須アミノ酸(タンパク質)

犬と猫は体長面積に対して被毛が多く、その95%を占めます。皮膚の主な栄養素であり、フード中のタンパク質の30%が被毛の成長・維持に使用されます。よって毛艶を良くしたい場合、まずは良質なタンパク質を摂取する必要があるのです。

タンパク質不足になると、フケ(角化亢進)、シミ(色素沈着)、脱毛(細く艶のない毛になることも)、毛色の変化(着色)、生え変わり不良(換毛遅延)などになります。

皮膚を健康に保つには、タンパク質の構成成分であるアミノ酸が必要です。皮膚にはコラーゲンのイメージがあると思いますが、コラーゲンもまたタンパク質であり、アミノ酸で構成されています。必ずとらなくてはいけないアミノ酸である「必須アミノ酸」は摂取のバランスが重要です。中でもメチオニンは、ケラチンタンパクのシスチンを合成するので重要となっています。またL-システインは、毛周期停止により脱毛する疾患(AlopeciaX、剃毛後脱毛)に使われることがあります。

脂質(脂肪酸・セラミド・スフィンゴシン)

「べたつき」という悪いイメージがある皮膚の脂質ですが、皮膚の潤いにも関係しています。

そもそも皮膚の細胞の表面(細胞膜)を構成するリン脂質は、皮膚が再生や発毛をするエネルギーの供給源となります。脂質はタンパク質と同様、皮膚の潤いや毛艶に大きく寄与しているのです。

細菌、ウイルス、寄生虫、そしてアレルギー物質(アレルゲン)を皮膚に寄せ付けない効果である「皮膚のバリア機能」にも、脂質が大いに関与しています。その根拠として、次のことが挙げられます。

① 食事に必須脂肪酸が欠乏すると、毛玉や粗毛が生じます。
②皮脂腺の過形成により、脂漏が高じて皮脂がべたつくことで、毛艶が低下することがあります。
③アトピー性皮膚炎や脂漏を呈する犬の皮脂は、健康な犬と比べて著しく脂肪酸のリノール酸が低下しているそうです。

■脂肪酸
脂質の中でも特に、必須脂肪酸が重要とされています。種類としては、オメガ-3脂肪酸やオメガ-6脂肪酸などが有名です。

オメガ-3脂肪酸には、α-リノレン酸、ドコサヘキサエン酸(DHA)、エイコサンペンタエン酸(EPA)があり、皮膚の炎症を抑制する作用があります。

オメガ-6脂肪酸は、セラミドなどによる表皮のバリア機能に関わることで、皮膚の保湿作用や脂溶性ビタミン(A・D・E・K)の吸収を助ける作用があります。さらにオメガ-6脂肪酸は、脂質であるコレステロールの水分のしぼりだし(エステル化)に関与するため、毛艶にも影響力があります。また、オメガ-6 脂肪酸などは、慢性の犬アトピー性皮膚炎においても一定の皮膚バリア機能改善効果が報告されています。

ちなみに、必須脂肪酸の種類として、犬ではリノレン酸、α-リノレン酸、猫ではリノレン酸、α-リノレン酸、アラキドン酸などがあります。

■セラミド
巷で「化粧水の成分として、コラーゲンだけではなく、セラミドも良い」などと聞いたことがあるかもしれません。セラミドとは脂質であり、皮膚のバリア機能に関わります。表皮にあるセラミドの主要成分は、リノレン酸という脂肪酸です。

■サプリメント
オメガ-3脂肪酸のサプリメントの代表例としては、モエギガイから抽出したオメガ-3脂肪酸である、EPAやDHAなどを含むサプリメントがあります。また、オメガ-6脂肪酸には、リノール酸、γリノレン酸、アラキドン酸があります。

ただし、オメガ-3脂肪酸とオメガ-6脂肪酸のどちらかだけを与えればいいわけではありません。あまり偏ると悪い面が出てしまうことがあるので、バランスが重要です。現に脂肪酸を豊富に含む食事の方が、脂肪酸サプリメントの経口投与よりも脂肪酸を多く摂取できるといわれています。

他に脂肪酸系のサプリメントとして、セサミンなども効果が知られています。セサミンは、オレイン酸やリノール酸などの不飽和脂肪酸を多く含む、ポリフェノールの一種です。

ビタミン

ビタミンが欠乏すると、皮膚や被毛の問題となり得ます。

例えば、ビタミンAが欠乏すると、鱗屑、脱毛、易感染性などになります(過剰でも類似の症状あり)。また、ビタミンEや、猫では重要なビタミンAの欠乏では、脂漏症(コッカースパニエルなど)、皮膚細菌感染症、ニキビダニ症、脂腺炎(秋田犬やスタンダードプードルなど)などになります。ビタミンE単独の欠乏では、血管炎・虚血性障害なども起こり得ます。ビタミン B3 (ナイアシン)やビタミンE(トコフェロール)の欠乏は、毛周期停止、無菌性結節性脂肪織炎などに関与しています。リボフラビン(B2)の欠乏は、ドライスキンや発赤。ナイアシンの欠乏は、搔痒性皮膚炎。ピリドキシン(B6)の欠乏は、脂漏性皮膚炎、粗造な毛、脱毛、鱗屑。ビオチンの欠乏は鱗屑を伴う皮膚炎や脱毛となることがあります。

また、ビタミンCは合成できるので欠乏が問題になることはありませんが、ヒトでは過度なストレスなどによりストレスホルモンが過剰になると不足することがわかっていますので、ペットでも重度なストレスにより問題になる可能性はあります。その場合、ビタミンCはコラーゲン合成にも関わるので注意が必要です。

他の注意点として、卵白に入っているアビジンはビオチンというビタミンを吸着して排泄させてしまうので、犬や猫に卵白を与えてはいけません。

ミネラル(亜鉛、銅)

亜鉛はコラーゲンとケラチンの合成に重要であり、抗脂漏作用や発毛作用もあります。しかし、それらの症状に対して亜鉛だけ与えればいいわけではありません。ミネラルは亜鉛と銅の関係性が強く、「亜鉛」を摂り過ぎると「銅」の吸収が妨げられるので、バランス(ヒトも犬も、亜鉛:銅=約10:1*)が重要です。
*AAFCO2016基準

亜鉛不足による皮膚病(亜鉛反応性皮膚症)の原因には2種類あります。

1つ目の原因は、単純な亜鉛摂取不足です。こちらは若い犬に多い原因です。また、亜鉛含有量の低いフード、カルシウムやマグネシウムなどのミネラル*やビタミンの過剰、手作り食、強いストレスなどにより亜鉛欠乏や、銅欠乏、必須脂肪酸欠乏となることもあります。
*亜鉛はカルシウム、リン、マグネシウムやフィチンにより吸収が阻害されるので、これらミネラルを含むサプリメントを投与している場合は、中止する必要があります。

2つ目の原因は、亜鉛が消化管で吸収できない状態(亜鉛吸収不全)となっていることです。若齢のアラスカンマラミュートやシベリアンハスキーによく発生します。

亜鉛は毛艶にも関係します。筆者の研究で、猫において高い抗酸化活性のあるセサミンを投与した後、電子顕微鏡像で有意な毛艶の改善を確認した際に、被毛のミネラルも測定していました。結果として、セサミンを投与した後に亜鉛の消費が活発になっていたので、亜鉛が毛艶に関わっていることが確認できました。

与えるべきサプリメント

どのサプリメントを与えるべきか、と悩まれる飼い主さんも多いことでしょう。毛艶に関するサプリメントは紹介してきたので、その他の皮膚病の主な症状から、選ぶべきサプリメントについてまとめてみました。

悪臭

悪臭対策としては、皮表や被毛に付着した分泌物、膿性滲出物の除去が前提です。それと並行して、悪臭の元となる皮脂を抑え、感染を抑制させる必要があります。

対応するサプリメントとしては、過剰な常在菌の調整や、アレルギーなど免疫疾患の調整をするものが有効です。種類としてはキノコ系サプリや、プロバイオティクスなど、多くのサプリメントがあります。

床ずれ

床ずれ(褥瘡:じょくそう)については、前提として、根本的な局所的な除圧の管理、スキンケア、エネルギーとタンパクを十分給与する栄養管理が重要です。

サプリメントとしては、創の治る過程である肉芽形成期を補助するために、亜鉛や鉄の補充が必要といわれています。

皮膚のべたつき(脂漏)

「脂漏」は名前の通り、よけいな脂質が出てしまっている状態なので、正常な細胞の生まれ変わりを促すことが必要となります。それには、糖、タンパク質、必須脂肪酸、ビタミンA、亜鉛などの適正なバランスが必要なので、不足を補充することが求められます。また、表皮の角化調節に役割のある主な成分であるビタミンAや亜鉛を補給するのもいいでしょう。ただし脂漏性皮膚炎の原因が、皮脂で増殖するマラセチア(真菌)の場合は、抗真菌作用のあるシャンプーなどで皮脂を洗い流す必要もあります。

発赤

発赤については、抗炎症目的で脂肪酸系サプリメントもいいですが、慢性疾患で皮膚の赤みだけでなく、シミ(色素沈着)や皮膚が厚くなる症状(苔癬化)があるようなら、細胞の若返り(細胞活性)を促すビタミンC・E、ポリフェノールなどの抗酸化サプリメントを補給するのもいいでしょう。

脱毛

脱毛は毛艶と同じように、タンパク質や脂質不足ならその補給、ストレス性ならば、そのストレスの軽減が必要となります。ホルモン障害などで毛根自体が成長しなくなり脱毛している場合は、ホルモン類のメラトニンやリゾープス麹より抽出された生理活性物質、皮膚の血流改善のためのニコチン酸トコフェノール(ビタミンE)やニコチン酸(ナイアシン)などで、停滞している毛周期、毛形成の促進ができることもあります。

かゆみ

かゆみについては、原因疾患の除去はもちろん、ストレスが関与している場合はその対策が必要です。アレルギー*や感染症が原因なら免疫調整や賦活させることが必要です。
*「アレルギー」は、犬アトピー性皮膚炎、食物アレルギー、ノミアレルギー性皮膚炎、接触性皮膚炎など多彩なのでひとくくりするのは強引ですが、ここでは広義に分類します。

犬アトピー性皮膚炎の皮膚のバリア機能の改善によるかゆみの補助的な治療として、セラミド、SM、必須脂肪酸の経口投与が行われることがあります。このとき、食事中の栄養素である亜鉛、リノール酸、パントテン酸、コリン、ニコチンアミド、ヒスチジン、イノシトールなどもバランスよく与える必要もあります。

また、サプリメントではなく外用として、セラミド、コレステロールおよび脂肪酸を含む製剤や、オメガ6 脂肪酸および精油を含有する局所製剤やシャンプーなどがあります。これらは、慢性犬アトピー性皮膚炎の皮膚のバリア機能の改善に役立つことが知られています。その他、フィトスフィンゴシン、ラズベリー油などの製品が、犬アトピー性皮膚炎に良いと報告されています。

前述した免疫にかかわるサプリメント以外では、シソ(IgEの低下作用あり)、ビタミンE、ビタミンC、ベータカロテン、ポリフェノールを含む抗酸化成分がかゆみの成分であるヒスタミンの放出の減少を促すといわれています。

TOPIC:犬アトピー性皮膚炎
犬アトピー性皮膚炎とは、痒みを伴う湿疹が慢性的に発症する搔痒性の皮膚病です。遺伝的素因により皮膚のバリア機能が低下することでアレルゲンが侵入し、それに対する抗体のIgEが異常産生されて自身の細胞を攻撃することで炎症が生じます。
犬アトピー性皮膚炎の発症部位では、Th2細胞が活性されます。Th2細胞が分泌するホルモン(サイトカイン)であるIL-4やIL-31が痒みの原因となる物質といわれており、一部は動物用医薬品として開発されています。
有効なサプリメントは、免疫調整作用のあるものです。中でも腸内細菌叢と犬アトピー性皮膚炎は関連性があり、Bifidobacterium属やLactobacillus属の細菌を投与することで腸内細菌叢が調整され、CADの症状が改善したとの報告があります。
その他も多くの報告がありますが、その詳細は次回の記事で解説します。

【執筆者】
小沼 守(おぬま・まもる)
獣医師、博士(獣医学)。千葉科学大学教授、大相模動物クリニック名誉院長。日本サプリメント協会ペット栄養部会長、日本ペット栄養学会動物用サプリメント研究推進委員会委員、獣医アトピー・アレルギー・免疫学会編集委員、日本機能性香料医学会理事・編集委員他。20年以上にわたりペットサプリメントを含む機能性食品の研究と開発に携わっている。

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