フォトエッセイ 猫とのほほん日和【第6回】海外編 待ちに待ったニャオス!(ラオス)

どこか懐かしい町で猫探し

前回はタイでのエピソードを書きましたが、この旅のメインはラオスでした。以前、大阪でラオスの人と会う機会があり、とても良い人だったので何となくラオスには好感を持っていました。なので、ラオスの旅は前々から非常に楽しみにしていました。

ラオス北部のルアンパバーンに到着しました。どこか懐かしい雰囲気がある町です。

さあて、ラオスの猫に会いにいくぞー!!

空港からは乗り合いタクシーで宿泊先のホテルまでレッツゴー!!

ホテルに着いたあとは、さっそく、てくてくと歩いて猫を探します。

ラオスの町を歩いて最初に感動したのは、そこに住む人々の笑顔です。まっすぐで裏がない、きれいな笑顔に心が落ち着きます。

寺院に向かって歩いていくと、第一の「村人猫」がいました。少年とのんびりとした時間を共有しているみたいです。「人と猫」とのふれあいを見るたびに、その関係のかけがえのなさを感じます。

気候や食べ物、もしくは他の環境の影響によるものなのか、東南アジアにはこの猫のようにスマートな子が多い気がします。

横からニコニコと眺めていると、猫がチラッとこちらの方を見て……

……「ずんずんずん」とあいさつにきてくれました。

サバイディー!!(ラオス語で、こんにちは)

ラオスで人とふれあい、猫にもふれあい、楽しい旅となりました。

今年も「ずんずんずん」と一緒に進んでいきましょう。よろしくお願いいたします。

【文・写真】
山本正義(やまもと・まさよし)
大阪在住の猫写真家。猫が立ち上がる瞬間をとらえた「立ち猫」写真でブレーク。ちょっぴり力の抜けた「脱力猫」、凄い勢いの「猫来る」、気の抜けた感じの「舌猫(ぺろにゃん)」、猫が集団で行進する「ずんずんずん」など、愛らしい猫たちをとらえた写真とユニークなワードセンスがSNSなどで注目を集めている。写真展、メディア出演、講演などで各地を飛び回る日々。写真集に『立ち猫』(ナツメ社)。また、『立ち猫カレンダー2024』(緑書房)も好評発売中。
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