『日本のいきものビジュアルガイド はっけん! カナヘビ』発刊

写真:編著者の竹中践先生

緑書房ではこのたび、『日本のいきものビジュアルガイド はっけん! カナヘビ』(写真:関慎太郎、編著:竹中践)を発刊しました。制作を担当した編集者より、本書を簡単に紹介します。

カナヘビを知ってる? 知らない?

カナヘビ。
この生き物についての印象や知識は、人によって大きく違うのではないでしょうか。
「家の庭でよく見るよ」、「子どものころによくつかまえていたよ」という人にとっては身近に感じる一方で、なじみのない人のなかには、「ヘビじゃないの?」と思った人もいるかもしれません(爬虫類のトカゲの仲間です)。

写真:日本でもっとも広く見られるニホンカナヘビの正面顔

本書は、そんなカナヘビについてきちんと知りたい人に、自信をもっておすすめする入門書です。
国内外の種を紹介したカナヘビの図鑑をはじめ、生態、野外観察の方法とつかまえ方、飼い方などの基本的な解説はもちろんのこと、カナヘビを取り巻く日本各地の自然環境がどうなっているのかや、人とのかかわりを紹介した文化的なトピック、さらには研究者たちが明らかにしてきた進化の興味深い話などなど、たくさんのテーマについて、なるべくやさしく、そして深く、紹介しています。
漢字のすべてにふりがながふられているので、子どもでも読むことができます。

皆さんは、カナヘビを見て、オスとメスをすぐに見分けられますか? 国内で広く分布しているニホンカナヘビですが、北海道と鹿児島とでは体つきや暮らし方が違っていることを知っていますか? 生まれたてのとっても可愛らしい姿を見たことがありますか?

写真:本書内「カナヘビ図鑑」

写真:本書内「カナヘビQ&A」

写真:本書内「ニホンカナヘビの春夏秋冬」

写真:このニホンカナヘビはオスかな? メスかな? どこを見ればわかるのでしょうか? 答えは本書の中に!

「あまりたくさんはつかまえないで」

自然写真家・関慎太郎さんによるインパクト大の写真、美しい写真、貴重な写真の数々には目を見張ります。ながめるだけでもカナヘビを堪能することができるでしょう。

編著者の竹中践先生(東海大学名誉教授)は長年、カナヘビの研究にたずさわってこられました。日本各地や海外でいろいろなカナヘビを調査しておられます。竹中先生は、本書の締めくくりとして、次のように皆さんにお願いをしています。

(中略)草むらでカナヘビを見つけたら、お願いします。つかまえて観察してみたとしても、あまりたくさんはつかまえないで。

ここに込められた思いやその理由も、本書を通じて考えていただければと思います。

【写真】
関 慎太郎(せき・しんたろう)
1972年兵庫県生まれ。自然写真家、びわこベース代表、日本両棲類研究所展示飼育部長。身近な生きものの生態写真撮影がライフワーク。滋賀県や京都府内の水族館立ち上げに関わる。『日本のいきものビジュアルガイド はっけん!』シリーズ(ニホンヤモリ、ニホンイシガメ、オオサンショウウオ、ニホンアマガエル、オタマジャクシ、イモリ、トカゲ、小型サンショウウオ)、『野外観察のための日本産両生類図鑑 第3版』『同 爬虫類図鑑 第3版』、『世界 温帯域の淡水魚図鑑』、『日本産 淡水性・汽水性エビ・カニ図鑑』(いずれも緑書房)、『うまれたよ! イモリ』(岩崎書店)、『日本サンショウウオ探検記 減り続ければいなくなる!?』(少年写真新聞社)など著書多数。最新刊『日本のいきものビジュアルガイド はっけん! カナヘビ』(緑書房)が2024年3月29日に発売。

【編著者】
竹中 践(たけなか・せん)
1950年東京都生まれ。茨城大学卒業、東京教育大学大学院修士課程、筑波大学大学院博士課程修了。理学博士。北海道東海大学教育開発研究センター、東海大学生物学部教授歴任。ニホンカナヘビなどのカナヘビ類の繁殖生態学、ハブの産卵数の分析などの研究を行ってきた。現在もカナヘビ類やハブの繁殖生態の研究をつづけている。著書に、『新 日本両生爬虫類図鑑』(分担執筆、サンライズ出版)、『これからの爬虫類学』(分担執筆、裳華房)、『かなへび』(文、福音館書店)、『小学生でも安心! はじめてのカナヘビ 正しい飼い方・育て方』(監修、メイツ出版)など。

【本書概要】
・書名:日本のいきものビジュアルガイド はっけん! カナヘビ
・写真:関 慎太郎
・編著:竹中 践
・発行:緑書房
・体裁:A5判 160頁
・定価:2,310円 (本体2,100円)
・発売日:2024年3月29日
・ISBN978-4-89531-947-8

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