教えて!飼育員さん:ホッキョクオオカミのはなし

閉園間近にこだまする遠吠え(那須どうぶつ王国)

ホッキョクオオカミはこんな生き物

ホッキョクオオカミ(イヌ属オオカミ亜種・学名Canis lupus arctosは、北アメリカの北極圏に生息しています。体長は80~120センチメートル、体重は40~70キログラムほどで、体は引き締まっていて背が高いです。寒さのなかでも体温を保てるように鼻口部が短く、小さな耳をしています。野生下では、ジャコウウシやアザラシ、ホッキョクウサギなどを食べています。

那須どうぶつ王国では現在、アザリー(オス、5歳)、シンラ(メス、8歳)、サンナ(メス、5歳)の3頭を飼育しています。

※情報は2024年3月時点のものです

ホッキョクオオカミの日常

飼育員が、オオカミたちが安全に過ごせるように展示場を確認した後、10時の開園前にオオカミを展示場へ移動します。オオカミは広い展示場で走り回った後、日当たりのいい場所でお昼寝をしていることが多いです。その間に、飼育員は獣舎の掃除をします。1日2~3キログラムほどの餌を準備し、数回に分けて餌を与えます。夏は池に入って水浴びをしたり、冬は凍った池の上に乗ったりと、展示場でのびのびと自由に過ごしています。閉園の時間になると獣舎に収容し、餌を与え、最後に展示場の掃除を行い1日が終わります。

飼育員さんの小話

飼育員が何度か餌を与えに来ることを知っているので、お腹がすいてくると、飼育員が見える場所で周りの様子を観察していることが多いです。飼育員の姿が見えると、ガラス近くまで寄ってくることもあります。また、閉園の時間に流れる園内放送が聞こえると、仲間同士で遠吠えをすることがあります。遠吠えの姿を見ることはできませんが、運が良ければ園内に響くオオカミの遠吠えを聞くことができるかも……?

飼育員さんが教えるホッキョクオオカミの見どころ

ホッキョクオオカミは、全国でも飼育している園館が限られています。那須どうぶつ王国では、野生に近い姿が見ることができるような広々とした展示場が見どころです。間近で生き生きとしたオオカミたちの姿を観察できますよ!

季節によって展示場の雰囲気もガラッと変わり、冬にはホッキョクオオカミに似合う真っ白な雪景色の中で走りまわる姿を見ることができます。

【文・写真】
那須どうぶつ王国
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