教えて!飼育員さん:ホンドギツネのはなし

見ることができたらラッキー(よこはま動物園ズーラシア)

ホンドギツネはこんな生き物

ホンドギツネ(キツネ属アカギツネ亜種・学名Vulpes vulpes japonicaは、日本の本州・四国・九州に生息しています。子育てでは、前年に生まれたメスがヘルパーとなって、親を助けることが知られています。

野生では、ウサギ、げっ⻭類、⿃類、甲⾍など、幅広い食性をもっています。当園では、馬肉、鶏頭、鶏肉、ハツ、レバー、果物、野菜などを与えています。季節によって大きく食欲が変化するので、餌の内容も定期的に変えており、マウスやヒヨコを与えるときもあります。

写真:来園時のカズオ

よこはま動物園ズーラシアでは現在、カズオ(オス、2018年4月17日生まれ5歳)、ミンカ(メス、保護個体のため年齢不明)の2頭を飼育しています。

※情報は2024年3月時点のものです

ホンドギツネの日常

9時30分の開園とともに展示場へ移動します。餌は夕方の1回で、開園前に寝室の掃除を行います。2頭とも警戒心が強いので、大きな音などで驚かせないように細心の注意をはらっています。

飼育員さんの小話

展示場デビューした頃、カズオは落ち着かずに展示場を走り回っていました。最近では小走りになり、ときどき休む姿を見ることもできるようになりました。だいぶ慣れてきたのではないかと思います。

写真:一休みするカズオ

しかし、未だに飼育員が見ているところで餌を食べてくれません。今後、人前でも餌が食べられるようになることを期待しています。一方、ミンカは最近トングから餌を食べてくれる頻度が増えました。嬉しい進歩です。

写真:トングから餌を食べるミンカ

飼育員さんが教える見どころ

カズオは、展示場の一番後ろの見えない位置にいることがほとんどです。なので、見ることができたらとてもラッキーなのです! 開園後すぐ、もしくは閉園時間近くに姿を現しやすいかも?

写真:展示場のカズオ

【文・写真】
よこはま動物園ズーラシア
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