書籍『ペンギンの素顔』(著:細川博昭、写真:鎌倉文也)発刊

緑書房はこのたび、『ペンギンの素顔 鳥類としての魅力にせまる』(著:細川博昭、写真:鎌倉文也)を発刊しました。

すべてのペンギン好き、鳥好きにおすすめ

この本は、著者が2009年に上梓した『みんなが知りたいペンギンの秘密』のアップデート版です。
前書では、ペンギンを解説する一般書ではあまりページが割かれない「ペンギンの科学」を深く掘り下げ、同時に、「ペンギンは鳥である」ことをあらためて強調し、「ペンギンと呼ばれる鳥」についての理解を深めてもらいたい、という思いでまとめられました。そうした旧版の願いは、この本にも継承されています。

第1章の章タイトルにもあるように、ペンギンは鳥です。恐竜から進化して誕生した鳥がもつ、空を飛ぶ生き物としての根源の本能を、ペンギンももっています。そしてそれは、空を飛ばなくなった今も、行動、暮らしの中に残り続けています。
ペンギンを「鳥」という目で見ることで、新たに見えてくることがたくさんあります。鳥であると認識することで、ペンギンの素顔が見えてきます。

画像1.第1章 ペンギンは鳥である

現在は多くの研究の成果により、鳥のコミュニケーションについての理解が深まってきました。そうした研究の対象となっているのはおもにシジュウカラなどのカラ類ですが、実はペンギンも、沖で発せられた「声」により、海中で統一行動を取ることが指摘されています。この本ではそうした最新の知見も加えてページを構成しています。
ペンギンの進化についての研究も進んでいます。数千万年前は、人間の背丈を超える巨大な種も複数生息していましたが、やがて彼らは絶滅し、現在見られるペンギンだけになりました。その理由も見えてきています。また、ペンギンが地球のどこで誕生したのか、その場所の解明も進められつつあり、この本でも解説を加えています。

画像2.第2章 ペンギンの進化と、たどった歴史

こうした最新の情報も加えて生まれ変わったのが、この『ペンギンの素顔 鳥類としての魅力にせまる』です。
第1章ではペンギンの体の構造や生理、第2章ではペンギンの進化を解説しています。第3章はペンギンの全種図鑑、第4章はペンギンの暮らしを紹介しています。
全体をとおして、ペンギンに対する理解がより深まり、そして楽しく読み進められるように、美しいペンギンたちの姿をとらえた写真やイラストを多用しています。
入門者から上級者まで、すべてのペンギン好き、鳥好きに満足いただける一冊です。

画像3.第3章 ペンギン全種の特徴と生息地域
画像4.第4章 ペンギンの暮らしとその能力

■主要目次
第1章 ペンギンは鳥である
1.ペンギンとは?
2.ペンギンと羽毛
3.羽繕いが必要なわけ
4.ペンギンの換羽
5.ペンギンの体
6.ペンギンの骨格
7.翼はフリッパーへ
8.ペンギンの内臓やその機能のこと
9.呼吸のしくみ
10.ペンギンの目の使い方
11.ペンギンの耳
12.ペンギンは海水を飲む
13.ペンギンは凍傷になりません
[コラム]ペンギンの味覚のこと

第2章 ペンギンの進化と、たどった歴史
1.現代のペンギンの祖先
2.鳥の進化の中のペンギンの位置づけ
3.隠れたペンギン大国、ニュージーランド
4.ニュージーランドにペンギンが集中する理由
5.現在のペンギンの生活圏
6.ペンギンの6つの属と特徴
7.ペンギンの大きさ比較
8.人間が犯したペンギンに対する罪
[コラム]ペンギンと人間のよりよい未来のために

第3章 ペンギン全種の特徴と生息地域
1.エンペラーペンギン
2.キングペンギン
3.アデリーペンギン
4.ジェンツーペンギン
5.ヒゲペンギン
6.イワトビペンギン
7.マカロニペンギン
8.ロイヤルペンギン
9.スネアーズペンギン
10.フィヨルドランドペンギン
11.シュレーターペンギン
12.キガシラペンギン
13.フンボルトペンギン
14.ガラパゴスペンギン
15.マゼランペンギン
16.ケープペンギン
17.コガタペンギン
18.ハネジロペンギン
19.日本で見られるペンギンたち

第4章 ペンギンの暮らしとその能力
1.ペンギンは南半球の鳥
2.ペンギンの食べ物と南極周囲の海の食物連鎖
3.ペンギンの1年
4.群れるペンギンと、ヒナの集団「クレイシ」
5.ペンギン夫婦の恋愛事情
6.巣づくりと抱卵
7.ペンギンのヒナたち
8.走るペンギン、滑るペンギン
9.壮絶な子育てをするエンペラーペンギン
10.声による認知と意思の伝達
11.ペンギンの泳ぎと潜水
12.ペンギンの寿命、ペンギンの敵
13.夢見るペンギン
[付録]ペンギン用語の基礎知識

■著者
細川博昭(ほそかわ・ひろあき)
作家。サイエンス・ライター。鳥を中心に、歴史と科学の両面から人間と動物の関係をルポルタージュするほか、先端の科学・技術を紹介する記事も執筆。おもな著作に、『インコ・オウムの心を知る本』(緑書房)、『鳥を識る』『鳥と人、交わりの文化誌』『鳥を読む』『人も鳥も好きと嫌いでできている』(春秋社)、『大江戸飼い鳥草紙』(吉川弘文館)、『みんなが知りたいペンギンの秘密』『知っているようで知らない鳥の話』(SBクリエイティブ)、『身近な鳥のすごい事典』(イースト・プレス)、『江戸の鳥類図譜』(秀和システム)、『うちの鳥の老いじたく』『長生きする鳥の育てかた』『オカメインコと暮らす』(誠文堂新光社)などがある。日本鳥学会、生き物文化誌学会ほか所属。
当ウェブメディにて『大江戸八百野鳥 ~変化した? していない? 江戸・東京の鳥たち~』を連載中。

■写真
鎌倉文也(かまくら・ふみや)
ペンギン写真家。妻の志保子氏とともに、南極をはじめ、世界各地を巡ってさまざまな野生のペンギンたちを撮影。写真集・著書に『ペンギン恋日和』(河出書房新社)、『ペンギン・ハッピー お気楽でいこう!』(経済界)、『恋するペンギン』(ぴあ)、『ペンギン・ファミリー』『ペンギン・ラブ』(エクスナレッジ)など。

【本書概要】
・書名:ペンギンの素顔 鳥類としての魅力にせまる
・著:細川博昭
・写真:鎌倉文也
・発行:緑書房
・体裁:A5判 160頁 全カラー 並製
・価格:2,640円(本体2,400円)
・発売日:2025年11月28日
・ISBN978-4-86811-048-4

■お問い合わせ先
株式会社 緑書房 販売部
〒103-0004 東京都中央区東日本橋3-4-14
TEL:03-6833-0560
https://www.midorishobo.co.jp/

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