Beautiful World:日本の水族館【第3回】しながわ水族館

こんにちは、フォトグラファーのあきです。今年も残すところ2ヶ月を切りましたが、やり残したことはありませんか。筆者は、関西の動物園・水族館に全然行けていないことを思い出し、関西旅行がてら撮影に来ています。撮影旅行のはずなのに、たこ焼きや明石焼きなどのおいしいものを食べた記憶ばかり。ちゃんと取材せねば! この撮影旅行についてはまた別の記事に書くので、楽しみにしていてください!

さて、今回は「Beautiful World:日本の水族館」の第3弾です!

ご紹介するのは、東京品川区のしながわ水族館! 大森海岸駅(京浜急行線)や大森駅(JR京浜東北線)が最寄りの水族館です。

水のつながりを感じる水槽

しながわ水族館に入場して最初に迎えてくれるのは、川の上流から下流、そして品川の港をモチーフにした水槽です。

川の上流付近に生息するヤマメやイワナなどの展示からはじまり、中流域エリアではオイカワなど、下流域エリアではコイやニホンウナギなど、港エリアではクロダイなどが展示されています。森から湧き出した栄養豊富な水が、川の流れとなり、海に流れ込むまでの様子を水槽で表現しているのです。

海の出来事は海だけで起こっているわけではないのだという、物事のつながりや循環を考えさせられますね。

写真 :ヤマメ

写真:クロダイ

群れで暮らす生きもの

しながわ水族館では、群れで暮らす生きものとしてマイワシが展示されています。

森で産まれた植物プランクトンは、動物プランクトンの餌となります。その動物プランクトンを食べて生きているのがマイワシなどの小魚です。

マイワシは効率よく動物プランクトンを捕食するために、写真のように口を大きく広げながら泳ぎます。顎が疲れないのか気になってしまいますね!

写真:マイワシ

大迫力のトンネル水槽

しながわ水族館のシンボルであるトンネル水槽では、約60種類の生きものが暮らしています。

写真:トンネル水槽(上、下)

その中でも1メートル程度の大きさとなるアオウミガメは、大迫力で見ごたえ満点です。

アオウミガメの甲羅にはふくよかな体型をした大きなコバンザメが引っついていることがあるので、チェックしてみてください。あまりの丸さに驚きますよ!

写真:アオウミガメの甲羅についたコバンザメ

幻想的なアザラシ館

しながわ水族館で筆者が最も好きな空間がアザラシ館です。

晴れた日は自然光が綺麗に差し込み、とても幻想的な世界を見ることができます。訪れる時間帯によって光の差し込み方が異なるほか、水の透明度やゴマフアザラシが泳いでいるか寝ているかなどの条件の違いにより、飽きることなく楽しめるのが魅力です。

写真:ゴマフアザラシの泳ぐ水槽(上、下)

また、お昼寝の時間には穴に挟まって寝ている子もいます。どこに隠れているのか探してみるのも面白いかもしれません。

写真:穴に挟まって寝ているゴマフアザラシ

「小さな狩人」のカワウソ

しながわ水族館には、2021年にサンシャイン水族館からやってきたコツメカワウソのシュラとニコが展示されているコーナーがあります。

日中は寝ていることが多い2頭ですが、たまに見られる起きた姿はとてもキュート。しながわ水族館に行くときには要チェックです。

写真:寄り添って寝るコツメカワウソの2頭

いかがでしたでしょうか。

しながわ水族館は昔から地域の子供たちや多くの人々に愛されてきた、とても素敵な水族館です。ぜひ遊びに行ってみてくださいね。

しながわ水族館ウェブサイト
https://www.aquarium.gr.jp/

【文・写真】
あき
1996年大阪府生まれ、東京都在住。水族館や水中、音楽ライブの撮影のほか、雑誌、Webメディアへの寄稿などを行う。2017年、水族館の生きものを綺麗に撮影したいと思い、写真を始める。2023年、国際フォトコンテスト8TH 35AWARDS「UNDERWATER PHOTOGRAPHY」で100Best photo選出、Top35 photographers選出。『幻想的な水族館の世界カレンダー2024』(緑書房)が好評発売中。
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