フォトエッセイ 猫に呼ばれて世界の街へ【第19回】『2024年の旅を振り返る』

2024年は、ベトナム、ラオス、カンボジア(2回)、イタリア、モナコ、フランス、シンガポール、マレーシア、タイを訪れました。それぞれの国で出会った景色、文化、そして猫たちが、感動や思い出を運び、特別な記憶を刻み込んでくれました。

東南アジアの旅①:ベトナム、ラオス、カンボジア

年明け早々、ベトナム、ラオス、カンボジアの3カ国を巡る旅に出ました。
ベトナムでは、無数のバイクと鳴り響くクラクションに圧倒されつつも、お店などで暮らす猫たちが心を癒してくれました。
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続くラオスは自然豊かで人も穏やか。古都ルアンパバーンでは、僧侶と猫が仲良くしている姿にほっこり。猫カフェも楽しみました。

そして、カンボジアといえば、シェムリアップのアンコール遺跡群。遺跡好きな私にとってどの遺跡も非常に興味深く、埃っぽい空気も含めて妙に居心地良く感じる場所です。観光の合間のふとした瞬間に現れる猫たちが印象的でした。
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ヨーロッパの旅:イタリア、モナコ、フランス

春にはヨーロッパに行きました。
イタリアのヴェネツィアやチンクエ・テッレなどでは、街に溶け込む猫たちの自由な暮らしぶりに心が和みました。
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モナコでは、家のベランダで遊ぶふわふわの猫を発見。セレブリティな雰囲気の中でも、猫の存在は変わらず愛らしいものでした。

フランスのコート・ダジュール地方では、地中海の碧さと窓辺で日向ぼっこする猫たちが印象的でした。南仏の穏やかさが、そのまま猫たちの暮らしにも現れているようでした。
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東南アジアの旅②:シンガポール、マレーシア

シンガポールでは、洗練された都会の中で、人々の暮らしに寄り添う猫たちに出会いました。
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シンガポールからバスを乗り継ぎマレーシアに行くと、あちこちで猫を見かけるようになりました。マレーシアでは自然に包まれた島に滞在し、島の人々に大切にされる猫たちと海辺で過ごしました。

カンボジア再訪と、タイ

今年最後の旅は、再訪となるカンボジア・シェムリアップ。年明けの旅だけでは足りず、1年経たないうちにリピートしてしまいました。猫たちとの再会はとても嬉しかったです。バンコク(タイ)のトランジットでは短い滞在ながら、街歩きを楽しみました。この旅の思い出も、またの機会に詳しく紹介したいと思います。

2024年を振り返って

2024年も旅先でたくさんの猫に出会い、それぞれの地で心温まる時間を過ごしました。旅の途中では、大小さまざまなトラブルもありましたが、そのたびに現地の皆さんの優しさに助けられました。そして、旅を楽しめるのは健康な体あってこそだと改めて実感しました。さらに、夏には個展を開催する機会にも恵まれ、これまでの旅で得た感動を多くの方々と分かち合えたことも、特別な思い出となりました。
2025年も、健康と安全を第一に旅を続けていきたいと思います。新しい発見や出会いが楽しみです!

【文・写真】
町田奈穂(まちだ・なほ)
埼玉県出身。世界中を旅しながら、地域の猫を撮影している。猫の表情や仕草、猫が暮らす環境の色と光に重点を置いた写真が特徴。2023年に世界一周旅行を達成し、初の個展を開催。その他、企業カレンダーやグループ展など精力的に活動中。
Instagram:cat_serenade
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