好奇心旺盛な人気者
イルカはこんな生き物
当館にいるイルカは、バンドウイルカ(マイルカ科バンドウイルカ属・学名Tursiops truncatus)です。北極・南極を除いた世界中の海に生息し、母親を中心としたグループを作って集団生活を送っています。

体長は2.5~3メートル前後で、野生下では主に魚を食べています。当館では4~5種類の魚を餌として与えています。
英名は”Common bottlenose dolphin”で、上下の顎が瓶に似ていることから付けられました。体色は、背中が灰色や黒っぽく、腹部が白色なところが特徴です。
当館では、現在15頭のバンドウイルカを飼育、展示しています。
※情報は2025年6月時点のものです。
イルカの日常
開館前は、全てのイルカを観察して回り、一日分の餌の準備やプールの清掃などをしています。
その後、体温検査や採血など、朝の健康チェックを行います。
開館後はトレーニングやパフォーマンスなどを行い、閉館後にプールの清掃をしています。
飼育員さんの小話
2025年2月2日に、当館で初めてバンドウイルカの赤ちゃんが生まれました。バンドウイルカの妊娠期間は約370日で、人よりも長いことが知られています。

生まれたときの体長は112センチメートル、体重16.3キログラムでした。
お母さんイルカの「ポップ」から授乳されてすくすくと成長しており、4月に実施した健康診断の際には、体長147センチメートル、体重45キログラムでした。
まだ魚は食べていませんが、いろいろなことに興味津々です。
飼育員さんが教えるイルカの見どころ
当館ドルフィンスタディアムのドルフィンビーチ前のテラスから、イルカの親子が泳いでいる様子を観察することができます。

また、2025年6~7月に実施した小学生を対象に海の生きものについて学べる教育プログラム「生きものスマシースクール」では、バンドウイルカの赤ちゃんを近くで観察できる機会もありました。参加した子どもたちも、興味津々でイルカの赤ちゃんを観察していました。
イルカ同士やトレーナーとコミュニケーションしている姿から、パフォーマンスでみせるカッコいい姿まで、ぜひバンドウイルカたちを見に来てください。

【文・写真】
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