動物業界のお仕事:動物用医薬品メーカーのマーケティング担当(エランコジャパン)

「いきもののわ」5月の特集では、いろいろな「動物にかかわるお仕事」を紹介していきます!

今回は、動物用医薬品メーカーで畜産動物用製品のマーケティングを担当している田中さんに、1日の業務や就職までの経緯、この仕事を目指す人へのアドバイスなどをお聞きしました!

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エランコジャパンの田中さん

私の主な役割は、製品の市場価値を最大化するための戦略立案と実行です。獣医師や農家さんのニーズに応えられるように、施策の企画・展開をします。

1日の業務は、内勤と外勤・出張で大きく異なります。
内勤の日は、メール対応や売上・市場データの分析をしながら、販売戦略やプロモーション施策の企画を進めます。また、営業部門やグローバルチームとの会議で情報共有をして、日本に適した戦略にローカライズすることも重要な仕事です。
そのため、実際に現場を訪問し、課題やニーズを直接肌で感じることも大切です。訪問先は農場や病院だけではなく、飼料メーカー、大学、農協、公共牧場など、多岐にわたります。また、セミナーやイベントなどの企画も担当しています。

公共牧場でのマダニ調査の様子
国際学会(アジア養豚獣医学会)でのブース出展の様子

自ら立案した戦略や施策が、現場で実際に活用されて成果が出たときや、獣医師や農家さんの課題解決につながった時に大きな達成感があります。また、現場で得た声をもとに、製品価値の伝え方や戦略を改善していくことも魅力のひとつです。
もちろん、グローバルチームと連携して日本市場に最適化していく過程には難しさもありますが、その分、自身の視野やスキルを広げるチャンスがあり、やりがいを感じます。

特に、新製品を日本で発売するまでには、市場調査から承認手続き、販促物の準備など、多くの労力と時間がかかります。様々なハードルを超えて新製品がお客さんに届き、評価をいただいた時の喜びはとても大きいです。

酪農家の哺乳現場で製品の使い方をレクチャーすることも

子どもの頃から動物に携わる仕事(動物園の飼育員)に就きたいと思い、大学で畜産を学びました。
研究が楽しく、大学院への進学も考えましたが、「動物にも薬屋がある」ことを知り、動物医薬品業界に入ることを決めました。

最初は、国内の動物用医薬品メーカーで北海道(十勝)担当のMR(医薬情報担当者)をしていました。会社の同僚や先輩、お客さんに恵まれて成長させていただき、ご縁があって現在の会社に入りました。
入社後も、北海道の営業を担当し(前職から合わせて約10年)、さらに自分を成長させてみたいと思いマーケティングに挑戦しました。

異動後は、海外や他部門とのやり取りで自分の未熟さを痛感することが多く、勉強とチャレンジの毎日です。挑戦は大変ですが、「営業時代の顧客との経験」がモチベーションになっています。

グローバルチーム(協力企業)とのミーティングの様子

失敗を恐れずに、様々なことに挑戦してみてください。
多くの事に関心を持ち、実際に経験をすることが大事だと思います。インターネットや本からの知識だけではなく、体験を通して感受性を高めることで、将来の選択肢が広がると思います。

また、畜産業に携わる方々はそれぞれのプロフェッショナルなので、関係者の方々をリスペクトしながら、本当に役立つ提案を模索していくことが重要です。そのためには、コミュニケーション能力がとても大事になります。
たくさんの人の話を聞き、「自分ならどう思うか」考えることも大切にしてください。

田中 勇気(たなか・ゆうき)
エランコジャパン株式会社 ファームアニマルマーケティング部
ホームページ:https://elanco.co.jp/

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