ホワイトタイガーはこんないきもの
ホワイトタイガー(食肉目ネコ科・学名Panthera tigris tigris var.)は、インド周辺に生息するベンガルトラの白変種です。白変種とは、遺伝子の突然変異により体毛や皮膚が白色になったものです。色素が欠乏するアルビノとは異なり、目は青く縞模様もクリーム色です。
ベンガルトラは、トラの亜種の中で最も野生での生息数が多いのですが、ホワイトタイガーは1950年代を最後に野生では見つかっていません。特徴的な白い体は、自然界では不利な色で、長生きできないとされています。
現在、世界中の動物園で250頭ほど飼育され、日本では約40頭が飼育されています。
ベンガルトラは薄明薄暮性*¹で、広い縄張りの中を単独で行動し、糞や尿を残して縄張りを主張します。野生での獲物はイノシシやシカなどの大型草食動物が多く、木の陰に身を潜めて一気に飛びかかる狩りを行います。動物園では牛肉や馬肉を与えることが多いです。
*¹主に明け方と夕方に活動をする性質
他の多くのネコ科動物とは異なり、好んで水に入ります。当園でも、暑い日はよくプールに入る姿を観察できます。

当園では、ハクウン(オス、18歳)、ナイト(オス、13歳)、シロップ(メス、12歳)、シグレ(オス、1歳、ナイトとシロップの仔)、ツキ(メス、1歳、ナイトとシロップの仔)の5頭のホワイトタイガーを飼育・展示しています。
※情報は、2026年6月時点のものです
伊豆アニマルキングダムのホワイトタイガーの日常
朝に、トラたちの健康状態(元気はあるか、餌を食べ残していないか、便はゆるくないかなど)と展示場に異常がないかを確認し、開園時間である9時30分までに展示場に移動させます。
その後、寝室の清掃をします。寝室の1つには展示をお休みしているトラがいるので、近づきすぎないように十分注意しながら行っています。扉の開け閉めをする際も、ミスがないように必ず2人でチェックをしています。
餌は、基本的に17時の閉園後、寝室に帰ってきた際に与えますが、日中に餌やり体験としてお客さまにおやつ程度のお肉を与えてもらっています。トラたちを寝室に帰した後は、展示場の清掃を行います。

飼育員さんの小話
動物に負担をかけずに体重測定や採血などの健康管理を行うために、ハズバンダリートレーニングを行っています。トラの場合、尻尾を柵の外に出してもらい、尻尾の血管から採血をします。ハズバンダリートレーニングを開始して採血ができるようになるまでは、長い月日がかかることもあります。最初は尻尾を触られることさえ嫌がっていた個体も、根気強くトレーニングを続けていくうちに徐々に刺激を許容するようになり、最終的には注射針で刺しても微動だにしなくなってくれます。

飼育員さんが教えるホワイトタイガーの見どころ
餌やり体験がおすすめです。トラが立ち上がったときにピンク色の肉球が見えたり、お肉を欲しがって出す唸り声を聞けたり、鋭い牙が見えたりします。
また、当園のレストランはトラの展示場の横に位置しているので、食事をしながらトラを見ることができます。
それから、親子3頭で展示しているときは、プールに飛び込んだり、水中で豪快に遊ぶこともあるので、注目してください!


【文・写真】
伊豆アニマルキングダム
〒413-0411 静岡県賀茂郡東伊豆町稲取3344
TEL…0557-95-3535
ホームページ…https://izu-animal-kingdom.com/
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