スナネコはこんないきもの
スナネコ(食肉目ネコ科・学名Felis margarita)は、「砂漠の天使」とも呼ばれる動物です。
その名の通り、アフリカ北部や西アジア、中央アジアの砂漠に生息しており、小型哺乳類や爬虫類、昆虫などを食べます。飼育下では馬肉や鶏肉を与えています。

夜行性なので日中は寝ていることが多いですが、起きると活発に動き、自分の体の5倍以上ある壁に、くぼみを巧みに使って登ることもできます。


当園では、ジャミール(メス、年齢不詳)、サディーカ(メス、5歳)、アルド(オス、4歳)、ヤシュ(オス、4歳)の4頭のスナネコを飼育・展示しています。
※情報は、2026年6月時点のものです
那須どうぶつ王国のスナネコの日常
朝に獣舎を見て、夜間にスナネコたちに異常がないかを確認します。その後、餌を与え展示場に放飼します。
放飼中した後は獣舎の掃除をして、うんちやおしっこで健康チェックをします。
お昼には、飼育員がスナネコの特徴を説明しながら、給餌口からおやつを与えます。お客さんは、スナネコについて学びながらかわいい食事姿を見ることができます。
夕方に獣舎へ戻し、トレーニングを兼ねた夕餌の給餌をします。その際に、食いつきや体に異常がないかを確認します。

飼育員さんの小話
ジャミール以外の3個体は、ハズバンダリートレーニングを行っています。ハズバンダリートレーニングとは、動物たちにストレスをかけることなく、健康診断などに協力してもらえるようにするトレーニングのことです。
個体によって反応が全く違うため、性格に合わせてアプローチやトレーニングのペースなどを飼育員が柔軟に変えています。
将来的には、エコー検査や血液検査ができるようになってもらいたいですが、現在はその場で「まて」ができるようになるために、第一ステップとしてターゲットトレーニングというものをしています。
ターゲットトレーニングでは、棒の先端を鼻でタッチさせ、慣れてきたらタッチする時間を伸ばし、成功するたびに餌を与えます。そうすることによって、その場にとどまっていたら餌がもらえることを徐々に理解します。
現在は、どの個体もその場にとどまるトレーニングをしていますが、ターゲット(棒)を噛んだり、待てずに前肢を出したり、飼育員が持っているピンセットに前肢を出して餌を取るなど、なかなか簡単ではありません。
スナネコたちの成長を一緒に見守ってください!

飼育員さんが教えるスナネコの見どころ
スナネコの特徴は、「砂漠の天使」にふさわしいその大きな耳と愛らしい顔立ちです。
しかし、その姿とは裏腹に、砂漠という過酷な環境を生き抜くための優れた能力を備えています。
足の裏には長い毛が密生しており、約80度の熱い砂から肉球を守るだけでなく、砂に沈みにくくする役割もあります。また、耳は体に対して非常に大きく、遠くから聞こえるわずかな獲物の音も探し当てることもできると考えられています。
見た目のかわいさだけではなく、隠された機能美を知るとさらに興味が湧いてきませんか?

【文・写真】
那須どうぶつ王国
〒329-3223 栃木県那須郡那須町大島1042-1
TEL…0287-77-1110
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