アクアリウムの新定番! 水槽を彩る次世代のお魚たち【第6回】スティフォドン アンニアエ(Stiphodon annieae

近年、東南アジアから入荷される淡水の小型ハゼ、スティフォドン種が注目されています。今回は、豊富なカラーバリエーションが特徴であるスティフォンドン種の中でも人気の、「スティフォンドン アンニアエ」を紹介します。

どんな観賞魚?

スティフォンドン アンニアエは、スティフォンドン種の中でも派手な色彩を持ち、人気の高い種です。

スティフォンドン アンニアエ

オスは、発情するとからだ全体が真紅色に染まります。頭部から背部にコバルトブルーのラインが入り、赤と青のコントラストが非常に美しいです。

発情時のスティフォンドン アンニアエのオス

スティフォドン種の魅力は、淡水魚のため比較的飼育が簡単なこと、小型種でネオンテトラなどの小型魚と混泳が可能であることがあげられます。

ハゼ特有の行動である、底をピョコピョコと跳ねるように移動するコミカルで愛らしい仕草も魅力の1つです。

飼育に関するワンポイント!

体長は4センチメートル程度で、中性から弱アルカリ性の水質を好みます。

また、温和な性格のため、ネオンテトラやカージナルテトラなどとの混泳も可能で、水草レイアウト水槽にも映えます。

植物質が主原料の沈下性フード(プレコフードなど)を水槽の底に落としておくことで、小さな口で少しずつ削って食べます。成長に合わせてブラインシュリンプやミジンコ、冷凍赤虫を与えることもおすすめです。また、流木や石、水槽内に付いたコケ(藻類)を食べるお掃除屋としての一面も持ちます。

わずかな隙間からでも水槽外へ飛び出してしまうため、隙間のないフタが必須です。

おわりに

小柄ながらその色彩から存在感は抜群で、水槽内でも観賞価値が高く飼育者を魅了します。

スティフォンドン種は、近年少しずつ様々な種類が輸入されるようになり、コレクター性も高くなっています。本種のような色鮮やかな種も多いため、機会があればぜひ飼育に挑戦してみてください。

【執筆】
榎本弘紀(えのもと・ひろのり)
株式会社ジャパンペットコミュニケーションズに所属。幼少期より、お祭りの金魚すくいをきっかけに観賞魚の飼育を初め、熱帯魚の収集、飼育から繁殖まで、観賞魚の世界に惹きつけられる。現在、国内外で新たなお魚を追い求め、観賞魚の奥の深さ・面白さを、より多くの方にご提供できるよう、チャレンジを続けている。
未来アクアリウム ブログ…https://miraiaquarium.com/blog/

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