「いきもののわ」5月の特集では、いろいろな「動物にかかわるお仕事」を紹介していきます!
今回は、動物病院で小動物(主に犬や猫)の診察と治療をしている中道先生に、1日の業務や就職までの経緯、この仕事を目指す人へのアドバイスなどをお聞きしました!
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1日の業務について教えてください!
朝は院内ミーティングから始まり、その日の外来予定や検査内容を確認します。同時に検査機器や資材の準備を行い、スムーズに診療が進むように体制を整えます。入院動物や、ペットショップに入ってきた子犬・子猫の健康チェックやケアも重要な業務です。
午前の外来診療が始まると、問診・身体検査・各種検査を通して診断し、治療方針を提案します。昼の休診時間には手術や精密検査を実施し、手術がない場合は健康診断の報告書を作成したり、在庫管理、備品発注などの事務作業を行います。

午後も午前と同様に診療をし、夕方には清掃や片付けを進めます。診療時間終了後は、カルテ確認やスタッフへの引継ぎ、入院動物のケアや日報作成を行い、1日の業務を終えます。
仕事のやりがいを教えてください!
最も大きなやりがいは、飼い主さんや動物たちに喜んでいただけることです。治療によって体調が改善し、元気を取り戻していく姿を見られることは、この仕事ならではの喜びです。また、不安を抱えて来院された飼い主さんが安心した表情に変わる瞬間にも、大きな達成感を感じます。
さらに、信頼関係が築かれて指名で診察の予約をいただけることもあり、自身の診療が評価されていると実感できます。加えて、飼い主さんと継続的に関わるなかで小さな変化に気づき、早期治療につなげられたときにもやりがいを感じます。日々の経験が自分の力となり、より良い診療につながっていくことも、この仕事の魅力の一つです。

どうしてこの職に就こうと思ったのですか?
幼い頃から犬や猫を飼っており、動物は常に身近な存在でした。小学生の頃、愛犬が脳の病気で命の瀬戸際に立たされたことがありましたが、担当してくださった獣医師の先生がとても親身になって懸命に治療してくださり、愛犬を救っていただいた経験があります。その姿に強い憧れを抱き、「自分も動物の命を支えられる存在になりたい」と考えるようになりました。この経験がきっかけとなり、獣医師を志しました。
命と向き合う仕事の責任の重さや難しさも感じつつ、それでも動物と飼い主さんの支えになれる職業に魅力を感じ、この職を選びました。
就職してからの事を教えてください!
獣医師として働き始めてから約1年が経ちました。入職当初は分からないことも多く、診察や治療のたびに先輩獣医師へ相談しながら業務を進めてきました。現在も日々の診療の中で学ぶことは多く、必要に応じて先輩に相談しながら、一つひとつ確認して診療にあたっています。外来診療に加え、基本的な手術や各種検査にも携わる機会をいただき、少しずつ経験を積んでいる段階です。まだ至らない点も多いと感じていますが、その分学べることも多く、日々成長を実感しています。今後も知識や技術を磨き、より質の高い診療を提供できるよう努めていきます。

この職を目指す学生さんに、アドバイスはありますか?
獣医師を目指す方には、まず日々の勉強を大切にしてほしいと思います。専門的な知識や技術が求められるため、継続的な学びが将来の大きな力になります。
また、診療は一人で完結するものではなく、他の獣医師や愛玩動物看護師と連携しながら進めていく場面も多いため、周囲と協力する姿勢も重要です。動物たちの回復や、飼い主さんの安心した表情に触れられることは、大きなやりがいにつながります。経験を重ねることでできることが増え、自身の成長を実感できる点もこの仕事の魅力です。動物や人と向き合う仕事に興味がある方は、ぜひ前向きに挑戦してほしいと思います。
中道 光也(なかみち・てるや)
株式会社ジャパンペットコミュニケーションズ ペット家族動物病院稲城押立店 獣医師
ホームページ:https://www.pet-kazoku-clinic.net/clinic/inagi/
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